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ワンオペは流れに慣れれば快適!布石となった深夜のレストラン勤務

深夜営業のレストラン

最近、「ワンオペ」とよく聞きます。ワンオペとは、ワンオペレーションのことです。ワンオペレーションは、ひとりで作業をこなすさまをあらわします。

 

ワンオペについて自論

個人的な見解になりますが、ワンオペには流儀があると体験から実感しました。流儀とは、ワンオペの流れです。ワンオペを苦痛に感じている間は、他人に依存することになります。ワンオペを楽しめるようになると、時間効率を稼ぐ楽しさを感じるようになります。

 

ワンオペの楽しさ

ワンオペの楽しさは、2人でこなしていた作業や3人でこなしていた作業を1人で実行して同じパフォーマンスを出せたときの喜びです。業務効率化のことですね。1990年頃に経験した実体験からワンオペの楽しさについて解説しましょう。

 

1990年頃・東京亀戸24時間営業ファミリーレストランの深夜番1人体制

1990年頃、東京亀戸にあった24時間営業のファミリーレストランで店長を5年間つとめていました。24時間営業の店舗運営は、スタッフを確保して労務管理することが非常に難しかった記憶があります。

 

24時間365日お店の休みがないため、必然的に休みの取りにくい職業でした。休みが取れないことよりも大きな問題は、深夜番で働くスタッフが定着しないことです。スタッフがいなくてもお店を回さなければいけない責任を背負わされている店長は、ある意味過酷でした。

 

店長は、本来2名体制で行わなければならない業務を、ワンオペでこなすしか方法がありませんでした。結果的に、スタッフが見つかるまでホール&厨房を9時間ほど1人でまかなう日々が続きました。

 

これは、苦労話ではなく、怪我の功名として「どうやれば、効率よくオーダーをとり料理を作りお客様を待たせないで料理を提供するか?」を徹底的に試行錯誤して実行に移しました。

 

結果的に、自分の動きにムダが一切なくなり、ある意味店内をひとりで踊っているイメージで駆け回っていました。この体験が数年後の2003年頃、給食受託業の出向先事業所で役に立ったのです。

 

2003年頃、3人分の業務を流れるようにワンオペ化

2003年頃、今度は3人分の業務を流れるようにワンオペ化しました。ここでも事業所マネージャーとしての責任から、人手不足をひとりで乗りきろうと画策した次第です。

本来ならば、調理担当+盛り付け洗い場担当+翌日の仕込み担当の3人体制でこなしたサービスの提供が必要でした。そのため当然、どの作業も省略できない作業ばかりです。もしも1つのミスでもあれば、サービス低下により契約解除となることも考えられます。

 

苦肉の策として行ったのは、前倒し2時間による早出出勤+休憩なしでの取り組みです。前倒し2時間で実行することは、早く始めてもサービスに支障のない作業でした。前日に自分の行動を計画して、計画に沿った動きで作業をこなしていきました。

 

結果的に無事、朝食40名分+昼食60名分+夕食35名分の食事サービスをワンオペで提供できました。しかし、翌日は疲れが蓄積して2日連続で実行できないことを知りました。

 

まとめ

ワンオペは、実現可能です。ただし長続きはしないでしょう。1日だけのパフォーマンスであれば集中して実行できますが、ゴールの見えないパフォーマンスになると限界に達して終了です。

ワンオペは、業務効率化を見直す点で力を発揮します。今でもワンオペ経験が役立ち、個人事業主としてビジネスを展開しています。また、ひとり親としてもワンオペ子育てに奮闘している毎日です。

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