コロナの今、ニュースを見ていて、東京都知事の小池さんのコメントから、ピピッときたので書きます。
東京の緊急事態宣言下において、感染拡大がなかなか抑えられない状況です。
今日のフジサンケイニュースより:
東京1064人 解除の目安遠く... 小池知事「若い世代の行動がカギ」
この「若い世代が・・・」や「若い人にはぜひ協力いただいて・・・」というフレーズがあまりにも、目につきます。そこで、50代男性の個人的な意見となりますが、「若い人が動かなければいけない社会風潮」が、一番の問題だということです。都知事さん、いま以上に感染を防げない若い人の理由を徹底的に分析してから、メッセージを発信しましょう。
なにかというと、次のような事例があげられるからです。
「若い人の行動」を止められない理由
- 中学校より学年上の先輩の”使い走り”をすることを部活動で強要してきた
- 若い人は率先して自分が動かなければいけないと体に染みついている
- 昔から前線部隊は若者の仕事だった
- 年寄りは寒さに弱いから、外回りを若者にさせる習慣がまだ残っている
- 「若いんだから大丈夫」というイメージが強すぎて、ムリをさせている
- 若いから、チャレンジ精神旺盛
- 若いから面倒くさがらず、ちょっとしたものでも、わざわざ外出して買い物に行く
- 若いから運動能力が高く、高齢者よりも運動が激しくなる
- 若いから自分が気づかない間に限界まで体を動かしてしまう
- 極限まで行動することは、従来のビジネスにある「経験値の教え」のはずだが
- 年老いた親の代わりに四方八方、飛び回るのが子の気持ち
- そもそも学校が登校しろ!といえば、行かざるおえない
- 先生、先輩、上司、親などに指示されれば、嫌でも活動しなければいけない
- 芸能界も年寄りよりも若手芸人のほうがアクティブに撮影現場に呼び出される
- 国会のお偉い政治家の資料を得るため、奔走するのは若手のペーペー
- 若いからロールスロイスに乗れないため、電車やバスで移動するから密?
- 多くの会社が偉い人は”広い部屋”を独り占め、若いペーペーは簡易な三密対策の団体部屋
- 若い人が生意気に贅沢な活動をしていたら、「若いくせに・・・」とぼやくクセに!
- 新入社員が出勤しないでベテラン社員が出勤するのでいいのか?
- 高齢者は自分の命が惜しいから、若い人を犠牲にしてもいいと内心思っている人もいるのでは?
まとめ
私は、いままでの慣習が根付いているため、若い人へメッセージを出しても、いま以上望めないと感じました。やはり、条例や法などで、規制しなければ、いま以上の変化は期待できないでしょう。
私も50代半ば過ぎになるので、若い人には当てはまらないかもしれません(笑)だけど、あらゆる慣習の中身には、まだまだ「若者よ活発になれ」という暗黙の了解が生きています。これ以上、若者を振り回さないで欲しいものです。
※ちなみにこの記事での若者とは、18歳~40歳くらいまでを想定しています。